システインとは
システイン (cysteine) は非必須アミノ酸の1つで、天然にはL-システインとして、食品中タンパク質に含まれます。体内では、必須アミノ酸の「メチオニン」から、システインが合成されます。食品添加剤として利用され、肌のシミを改善するためのシステイン含有のサプリが販売されています。
システインを含む食品
食物では、赤唐辛子、ニンニク、タマネギ、ブロッコリー、芽キャベツ、オート麦、高野豆腐、ごま、卵、小麦胚芽に含まれる。体内ではメチオニンから作り出される。
効果
「L-システイン」は、皮膚や髪、爪の頑丈な組織を作り出し、ハリやコシもととなっています。なお、ビタミンCを一緒に摂ると、L-システインの働きが活発になり相乗効果が期待できるので、さらに効果的です。L-システインは、肌細胞の生まれ変わりを正常化し、ビタミンCとの相乗効果で、シミ・そばかすの原因でもある過剰なメラニンを排出し体の内側からシミ・そばかすを防止します。L-システインが肝臓は働き、体の代謝(エネルギー産生)を助け、疲れ・だるさを改善します。また、アルコールが代謝される際にできるアセトアルデヒドと直接反応して無毒化したり、アルコールを無害な物質に変える酵素の働きを助けるなど、二日酔いにも効果を発揮します[1]。日本国外では、胃の保護また、飲酒時のアセトアルデヒドを排除する目的ためにシステインを利用したサプリメントが開発され販売されています。
【参考文献】
[1]https://www.ladydrug.jp/shop/media/import/4987300058602.pdf