NHKのドキュメンタリー番組で紹介されて以来、NMNは「若返りの成分」として、大注目を集めることになりました。今話題のNMNとは、いったいどのような成分なのでしょうか。
この記事では、NMNの特徴や機能、そして入手方法についても分かり易く解説いたします。
NMNとは
NMNの正式名称は、「ニコチンアミド・モノヌクレオチド」です。頭文字をとってNMNと呼ばれています。
NMNは、ビタミンB3群の中に含まれており、あらゆる生物の細胞中に存在しています。実はこのNMNには、長寿に関係する抗老化遺伝子と云われている「サーチュイン遺伝子」を活性化させる働きがあることが解明されたのです。サーチュイン遺伝子が活性化されることにより、生物の寿命に有益な働きがあるとされているのです。サーチュイン遺伝子の活性化により合成されるタンパク質であるサーチュインはDNAの結合に作用し、遺伝的な調節を行うことで寿命に働きかけると考えられています。この様なサーチュインの作用メカニズムは1999年にマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ博士のグループによって発見されました。
年齢と共に体内から減少するNMN
このように、老化の進行を妨げる働きがあるといわれているNMNは、本来は体内でも生成されているのですが、加齢とともにその生産能力は減退していくのです。それにより、細胞核の損傷や細胞内でエネルギーを産みだすミトコンドリアの活性低下が進むと考えられています。健康な身体やみずみずしい肌を維持するには、NMNは欠かせません。
どの様にNMNを補うか
加齢とともにその生産能力が減退していくNMN。どのように対策を取ればよいのでしょうか。実際、NMNは食事として食品から体内に摂取することができます。ところが、NMNは食品中にごく微量しか含まれていないために、必要量を摂取しようとすると、トマトなら約1,000個、ボロッコリーなら約6,000房、枝豆なら32,000粒が必要となります。実際、これだけの量を1日に摂取することはまず困難といえます。つまり、NMNの減少を補うために、摂取しようとすると、サプリが最も現実的だと云うことがご理解頂けるかと思います。