アセロラの効果
アセロラは、キントラノオ科ヒイラギトラノオ属の植物のうちの特定の数種またはその果実を指します。
アセロラは、温暖な気候で育ちやすく、世界最大の産地はブラジルと言われており、カリブ海・ハワイ・グアム・ベトナムなどでも育てられています。
日本では、冬も比較的温暖な沖縄県で栽培されています。果実はビタミンCを豊富に含み、ジュース、健康ドリンク、ジャム、ゼリーなどに利用されます。
ただし、熟した果実は傷みやすいため、一般にはほとんど市販されていません。また、果実は種類によって酸味が強い酸味種と甘みが強い甘味種があります。
ビタミンCの含有量については、アセロラは、レモンを上回るを含んでいます。レモン果実のビタミンC含有量は、100gあたり約50mgなのに対し、アセロラのビタミンCの含有量は、酸味種において1700mgと、アセロラの酸味種には、レモンの約34倍ものビタミンCが含まれています。
レモン以外の果実と比較してもアセロラのビタミンC含有量は圧倒的に多いうえに、ナトリウムを体外へ排出する働きを持つカリウムの含有量も比較的多いため、塩分の摂りすぎによる高血圧の予防にも効果が期待できます。また、アセロラは脂溶性のβ‐カロテンとビタミンEも豊富に含まれています。アセロラには、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」や「ケルセチン」も多く含有されています。ポリフェノールは、太陽の強い紫外線から植物自身を防御するためになくてはならない物質です。アセロラのポリフェノールは、体内のサビつきの原因となる活性酸素の働きを抑える強い抗酸化作用があり、老化や病気の予防効果、健康維持に役立つ成分と言われています。
さらには、造血のビタミンと呼ばれる、葉酸も多く含まれています。このように、アセロラは、とても優れた天然成分を豊富に含んでいる植物で、サプリメントの原材料としても活用されています。
また、天然の植物由来のビタミンの利点は、栄養素が体の中で効率的に使用される点にあります。これは、生物の中で天然の栄養素は単体で存在するわけでは無く、他の栄養素と連携して働くことがほとんどです。そのため、一つの栄養素と連携して機能する栄養素も一緒に存在していることが多いのです。天然原料由来の栄養素には、他の栄養素も同時に摂ることができる利点があります。つまり、栄養素を取り込んだ際に、栄養素が体の中で効率的に働く可能性が高いのです。
このように、天然植物由来のアセロラは、そのビタミンCの含有量の多さから、サプリメントの原材料として活用されています。
アセロラは、こんな方におすすめです!
- 肌荒れが気になる方
- ストレスを感じている方
- 高血圧などの生活習慣病を予防したい方
- 風邪などをひきやすく、免疫機能を向上させたい方