藤茶とは
藤茶(トウチャ)とは、ブドウ科ノブドウ属の植物で、主に中国四川省の武陵山地に生息しています。野生の藤茶は主に海抜400~1300メートルの森林の中に分布する貴重な純野生の食用、薬用の可能な植物資源です。
中国では「神のお茶」と呼ばれ、漢方薬としても研究が進められています。分析によると藤茶はフラボノイド類を多く含み、豊富なアミノ酸やその他栄養素を数多く持っていることがわかりました。藤茶の葉は色が緑で白い結晶状の粒子が表面に出て、味は初めは苦く後味が甘く感じられます。
藤茶の成分と効能
藤茶の葉には約35パーセントと、非常に多くのフラボノイドを含有し、多くの健康効果が期待されています。また、藤茶には、ヒトにとって必須ミネラルである、セレンが含まれています。今日では、藤茶を使用した様々な薬品や健康食品、飲料が開発されています。
藤茶に含まれるフラボノイドの効果
1睡眠の質を改善
藤茶に含まれているフラボノイドが、細胞の補修を活性化し、細胞の石灰化を防ぐことでメラトニンの分泌量を促進します。その結果、睡眠の質を改善する効果が期待されています。
2腸の活動を改善
藤茶に含まれるフラボノイドが、腸内の有害菌を殺菌し、アレルギー性の胃腸炎に対して抗炎症作用を発揮します。また、腸内の有害ガスの発生を減らし腸の機能を回復させます。この働きにより腸の活動を正常にすると言われています。
3血液に関する数値を調節
藤茶に含まれるフラボノイドは、コレステロール値、血圧、血糖値などの数値が異常に高い人に対し、それらの数値を改善する働きがあると言われています。
藤茶に含まれるセレンの効果
4心臓と脳の効果
藤茶には、ヒトにとって必須栄養素である、セレンが含まれています。セレンはビタミンEやビタミンCと協調して、活性酸素やラジカルから生体を防御する働きがあると考えられています。心疾患、脳血管疾患と体内のセレン量は、大きく関係していることが解明されており、体内のセレンが不足すると、フリーラジカルが増え、脳や血中の細胞に損傷を与えてしまうと言われています。
5抗腫瘍
藤茶成分のセレンは、グルタチオンペルオキシターゼという重要な酵素を作る成分です。この酵素は、過酸化物の還元反応を促進するため、酸化防止の役割を果し、活性酸素による病原作用を阻止することが出来ると言われています。
6免疫細胞の調節
セレンは、人体のリンパ線、肝臓や脾臓などの組織に多く含まれており、これらの細胞は免疫機能と深く関連しています。セレンは免疫細胞を保護し、リンパ細胞を活性化し、抗体形成を促進する役割があることが解っています。セレンを摂取することにより、免疫機能が高められると言われています。
7目の栄養補給
セレンは、目のと密接な関係にあるといわれ、藤茶を服用することによって、セレン・フラボノイド・アミノ酸・ビタミン・ミネラルなどの抗酸化栄養素を摂取し、目の疲労回復や、疾患を予防することが出来ると言われています。
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