マリーゴールドとは
マリーゴールド(marigold)は、キク科コウオウソウ属のうち草花として栽培される植物の総称です。
着色剤、観賞用、食用、化粧原料、装飾用として古くから利用されてきました。
また、ハーブとしても利用され、マリーゴールドティーはとても綺麗な黄金色をしています。
こんな方におすすめです!
- 白内障、黄斑変性症の予防
- 胃の炎症予防
- 女性特有の悩みを改善
マリーゴールドの効果・効能
マリーゴールドには、抗酸化作用、抗消炎作用があり、創傷治癒効果に優れ、
古くから万能薬として利用されています。現在においても、さまざまな症状の治療に利用されています。
マリーゴールドは、炎症を抑える作用を利用したローションやクリーム、軟膏、肌荒れ、湿疹、
日焼け、軽い傷やヤケド、おむつかぶれ、虫刺され、湿疹や口唇の荒れなどに利用されています。
また、発汗や利尿作用があり、体から毒素を出してくれる作用があるので、
熱をともなう風邪のときには、マリーゴールドティーがオススメです。
マリーゴールドに含まれる成分
マリーゴールドの花弁には、カロテノイドの一種ルテインが豊富に含まれています。
ルテインには、抗炎症作用があり、テレビやパソコンから発せられる目に有害なブルーライトや紫外線から目を守る働きをします。
白内障の原因のひとつに活性酸素が挙げられます。また、黄斑変性症は、
ものが歪んで見えたり見えにくくなったりといった症状が表れる疾患です。
加齢などによってルテイン濃度が低下すると、発症しやすくなります。どちらもルテインの摂取が予防に有効です。
花びらに含まれるヘレニエンという色素は、網膜の好気的代謝を促進することから、
暗順応改善薬の原料として目薬に用いられています。第二次世界大戦中にドイツのバイエル社が、
マリーゴールドの花びらから抽出した成分に高い暗順応改善効果があることを発見し、
ヘレニエンを有効成分とする暗順応改善薬が作られ、この薬は現在でも目の薬として使用されています。
胃炎や胃潰瘍を緩和する効果
マリーゴールドの抗炎症作用は肌だけでなく、胃炎や胃潰瘍など、粘膜の炎症を緩和するのにも役立ちます。
女性特有の悩みを改善する効果
マリーゴールドは、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンに似た働きを持つ成分を含み、
生理のサイクルを整えるのに役立つと言われています。
その他、使い方は万能で、ハーブティーとしてはもちろん、マリーゴールドにはデトックス効果もあるため、
肌荒れやニキビにも使用されています。
【参考文献】
(1)Lutein: more than just a filter for blue light
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