東欧セルビアの最新サプリメント事情!

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こんにちは!

サプリメントアドバイザーのヒロキです!

今回の話題は、東欧諸国のセルビアで行われたサプリメント利用状況の調査をご紹介します。

セルビア共和国、通称セルビアは、バルカン半島北西部に位置する共和制国家で、かつてのユーゴスラビアに属した地域の中央に位置しており、政治的にもその中心となる国でした。セルビアは経済的には開発途上国に位置づけられ、GDPは、約13兆円、国民一人当たりの総生産額は175万円です。近年は、セルビアも、少子高齢化と人口減が報告されている国のひとつです。セルビアは健康に対する意識も高く、サプリメント利用も広がりを見せていますいます。

代替医療学雑誌「ELSERIER」12月号にセルビアの地方都市ノヴィサドにおいて実施されたサプリメント利用実態の調査結果が掲載されました。ノヴィサド市は、セルビア北部に位置し、首都ベオグラードに次ぐ第二の都市で、人口約38万人が暮らしています。

本研究の目的は、セルビアのノヴィサド市におけるサプリメントの利用頻度を調査し、サプリメントユーザーの人口統計や、そのライフスタイルの特徴を明らかにすることです。さらに、最も利用されるダイエタリーサプリメントとその使用理由を明らかにすることを目的としました。

調査方法は、オンラインによるアンケート調査を実施してデータを収集しました。
収集した結果によると、健康な成人435人のデータが得られ、内訳は男性38.7%、女性62.3%でした。全回答者の日常的なサプリメント利用率は42.8%で、男性より女性のほうが、サプリメントの利用率が高いという結果が得られました。

年齢別の分析では、65歳以上の回答者に、サプリメント利用がより多く報告されており、若年層の利用率は低い傾向が見られた。特に45〜54歳の年代においてサプリメントの利用率が顕著に高かった。

また、サプリメントの利用者は、同時に果物の摂取率が高く、中程度の運動習慣、そして非喫煙と社交的な飲酒の特徴が確認された。サプリメントを利用する最大の理由は「健康維持」であり、最も人気の高いサプリメントは「マルチビタミン・ミネラル」(68.8%)であった。

今回のノヴィサドにおける研究結果において、調査対象者の経済的指標とサプリメント使用率との相関関係は、先行研究の定説とは正反対の結果となった。つまり、所得の低い層に、一定のサプリメントの使用率のボリュームが見られました。

セルビアにおいて、調査対象者全体の利用率が40%を超えているのはとても興味深い数字です。

セルビアは欧州のなかでは発展途上国と位置づけられており、社会経済情勢や医療保険制度は日本とは大きく異なりますが、セルビア日本国内の売れ筋サプリメントと同じような商品が流通し、広く消費者に浸透していることが浮き彫りとなりました。セルビアのサプリメント事情を明らかにしたとても興味深い研究報告です。

出典:Complementary Therapies in Medicine 47, December 2019, 102228

参照URL:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0965229919312750

 

 

 

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