炭酸カルシウムとは
炭酸カルシウム(calcium carbonate)は、石灰岩や大理石の主成分で貝殻やサンゴ、鶏卵の殻の主要な構成成分です。組成式 CaCO3 で表されるカルシウムの炭酸塩です。
炭酸カルシウムは工業製品や医薬品、塗料、プラスチックなどの原料だけでなく、化粧品や歯みがき粉と言った日常生活の身の回りの物に幅広く使われており、安全性が高いことから様々な食品に添加物として使用されています。
炭酸カルシウムは1957年に厚生労働省により食品添加物として指定されました。主な用途としてはカルシウムの強化剤、膨張剤、改良剤、基礎剤の他にも酒の脱酸剤や飴の中和剤として、また、食感改善を目的として菓子やパン、水産練り製品、乳飲料、即席麺等に添加されています。
医薬品としては、胃酸過多に対して制酸剤として用いられます。
炭酸カルシウムを含む食品の安全性
2016年3月に食品安全委員会が、炭酸カルシウムの食品添加における健康への影響に関して、各種試験を実施し評価しました。その結果、安全面に問題はないとされています。炭酸カルシウムは、安全が確認された成分であり、食品のカルシウムを強化する目的でサプリメントなどにも利用されています。
スーパーナノカルシウム